拡張現実とバーチャルリアリティ。現在・未来のテクノロジー

拡張現実とバーチャルリアリティ。現在・未来のテクノロジー

拡張現実とバーチャルリアリティ。現在・未来のテクノロジー
IDTechExは、2030年までに拡張現実、仮想現実、複合現実の市場は30億ドル以上になると予測しています。COVID-19が物理的なインタラクションを制限しているため、仮想的なコミュニケーションとインタラクションが今後何年も普通になっていくでしょう。未来的なものとして捉えている人もいるでしょうが、拡張・仮想・複合現実のデバイスは、様々な業界で重要な役割を担っていることを示しています。まさに現時点における未来の技術なのです。
 
キープレイヤーと技術の両方の深い分析を通して、IDTechExの調査レポート 『拡張現実(AR)、複合現実(MR)、仮想現実(VR) 2020-2030:見通し、市場および技術』は、今後10年間でこの市場が直面するであろう動向を提供しています。この記事では、このレポートの主要な側面について解説します。
 
拡張現実、仮想現実、複合現実とは?
 
これらの用語の基本的な定義は以下の通りです。
  • 仮想現実 (VR): 現実世界を全く新しい3Dのデジタル環境に置き換えます。
  • 拡張現実 (AR): リアルタイムで現実世界にデジタルコンテンツを重ね合わせます。
  • 複合現実 (MR): リアルタイムに周囲の環境と表面的に相互作用し合う多層のデジタルコンテンツを付加します。
 
2010年代の10年間は、仮想・拡張・複合現実に関する製品に多額の資金や投資が流れ込み続けました。この間、この技術が日常生活のあらゆる場面で活用されるようになると信じるエバンジェリストらによって、こうした製品が大々的に喧伝されもしました。以下にいくつかの例をご紹介します。
 
この業界の発端はどこか??
 
過去20年の間に、XR製品の技術開発には大きな進歩がありました。1990年代前半には数多くのヘッドセットが発売され、ユーザーは外部デバイスからヘッドセットで動画を視聴できるようになりました。そして次の10年には、Google Glass Explorerなどのデバイスが発売されました。こうした製品は多くの人々の心を捉え、初の一般消費者向けの「拡張現実」製品の一つとなりました。ヒットこそ生まれなかったものの、他の製品開発への道が開かれました。この10年の後半になるとさらに多くのVR・AR製品が登場し、例えば2019年には、Magic Leapが資金調達を数年間繰り返した後に最初の製品を発売しました。Oculusも、パソコン接続が不要なVRヘッドセット「Quest」を発売し、VRはパソコンにつなげる必要がないことが証明されたのです。
 
 
主要技術は?
 
ヘッドセットは、光学レンズ、ディスプレイ、センサー、ハプティクスなど、多くの部品で構成されています。これらの構成部品の一つ一つがシームレスに接合されていなければ、ユーザーにとって完全な没入型体験を作り出すことはできません。光学部の中にある導波管は、拡張・複合現実のディスプレイからユーザーの視界へと画像を伝達する重要な部品です。多くの異なる要件を満たさなければならず、現状では光学アーティファクトが発生するヘッドセットもありますが、技術の進化と改良が進むにつれ、将来的にはこれを回避できる可能性が高いと言えます。
 
この技術はどの業界で活用されている?
 
拡張・複合・仮想現実の技術が活用されている事例や業界は多岐にわたります。例えば、製造業、リモートアシスタント、教育やトレーニングの現場などがありますが、これはほんの一例に過ぎません。多種多様な業界で活用が進む中、一般的な二つの事例をご紹介します。VRヘッドセットの活用事例のうち、最もよく知られているものの一つがゲームアプリケーションです。Oculus、HTC、そしてソニーといった企業が、一般消費者向けに完全没入型ゲームを体験できる様々な製品を開発しています。一方、リモートアシスタントやトレーニングなど、XR製品には別の活用事例もあります。IDTechExの調査レポート『拡張現実(AR)、複合現実(MR)、仮想現実(VR) 2020-2030:見通し、市場および技術』では、AR、VR、MR分野の多くのキーリーダーの分析を掲載しており、それらの製品の様々なアプリケーションについての理解を深めることができます。
 
AR・MR製品は、「スキルギャップ」の問題を解消するためにも使われています。これは、スキルのある熟練労働者の退職に伴い、彼らが得たスキルや知識も失われてしまうという問題です。こうした知識は、次世代の労働者に受け継いでいく必要があります。AR・MR製品を活用すれば、熟練労働者が記録したワークフローやプロセスに沿って、新人でも安全なハンズフリー環境で作業を進めることができます。さらに、現実世界の中に技術仕様に関する注意事項を表示させ、労働者の作業を補助することも可能です。Vuzixなど一部の企業では、組立フロアで自社製品が活用されています。
 
COVID-19の影響は?
 
最近、インペリアルカレッジヘルスケアNHSトラストにおける皇室主導のプロジェクトをきっかけに、混合・拡張現実製品の汎用性が世間の注目を集めています。COVIDパンデミックの最前線に立つ医師たちが、Microsoft HoloLensのヘッドセットを装着し患者の治療にあたっています。
 
このプロジェクトでは、COVID-19の患者の治療にあたる医師のライブ動画フィードを他の臨床医が別の部屋に座って(Microsoft Teamを使って)見られるようにすることにこの技術が活用されています。これは、HoloLensのユーザーが製造、保守、その他類似の用途にかつて使用していたリモートアシスタント機能を利用したものです。このデバイスを使うことで、スタッフがリスクの高いエリアで過ごさなければならない時間を83%削減することができました。さらに、患者の治療に同席する臨床医の数が減るため、PPE(個人用防護具)の消費も少なくて済みます。
 
COVIDによってハンズフリーの双方向性技術が脚光を浴びており、当分の間は注目の的となることが予想されます。これまでハンズフリーやリモートの機能を必要としていなかった多くの分野で、この技術が新たに求められるようになるでしょう。
 
 
この調査レポート得られる情報は?
 
『拡張現実(AR)、複合現実(MR)、仮想現実(VR) 2020-2030:見通し、市場および技術』は、未来の主要市場の一つであるAR/VR/MR市場を取り上げています。VR、MR、ARは、日常のワークフロー管理や生産ラインなど、様々な場面で使用されている製品です。IDTechExはこの市場が、2030年までに300億ドル以上になると予測しており、様々な産業に影響を与え、ウェアラブル市場での成長を継続させると考えています。この調査レポートでは、100以上の製品と80社以上の企業を詳しくレビュー・分析し、この市場の将来像について見解をしめしています。
 
このレポートには、市場予測、プレイヤーのプロファイル、投資状況、包括的な企業リストなどが掲載されています。AR/VR/MR市場を深く理解したい方には必読の一冊です。
 
 
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