EV市場:信頼性が高く、広く利用可能な充電インフラを求める

EV市場:信頼性が高く、広く利用可能な充電インフラを求める
EV充電インフラは成長市場
 
ここ数年、世界の電気自動車(EV)産業は著しい成長を遂げています。世界の電気自動車総販売台数は、2020年の約310万台から、2022年には900万台以上に増加しました。IDTechExは、2023年のEV販売台数は1,200万台を超え、2025年には2,000万台に達すると予測しています。商用EVの世界販売台数も2021年には2倍以上に増加し、世界の大手トラックメーカーは2025年までに年間販売台数の35~60%が電気トラックになると予測しています。
 
EV充電インフラも成長しています。IDTechExの調査によると、2022年には全世界で270万カ所近くの公共充電ポイントが設置されました。同年に世界で設置された充電器は96万台近くにのぼります。IDTechExでは、世界におけるEV台数の増加に対応するには、2034年までに2億2200万個の充電器が必要になると推定しています。また、世界の充電インフラに対する世界全体の累積投資額が、2034年までに1230億ドル(ハードウェアのコストのみ)を超えると予測しています。
 
グローバルなDC急速充電ネットワーク構築を後押しする大きな推進力があることは間違いありません。米国政府は、全米にわたる急速充電ネットワーク構築を目的としたNEVIプログラムの一環で50億ドル超の資金や奨励金を拠出しています。また、欧州各国も、EV充電インフラ拡大に拍車をかけるべく、代替燃料インフラ規則(AFIR)に従って同様のプログラムを展開しています。2023年は、EVとEV充電にとって重要な年になるでしょうが、話はそれだけでは終わりません。 IDTechExの最新調査レポート『電気自動車と電気車両の充電インフラ 2024-2034年』は、EV充電業界の動向と進展について取り上げています。
 
多様なEV充電ソリューション
 
さまざまな自動車市場で電動化が進む中、必要な充電インフラの種類も同様に進化しています。 IDTechExの調査レポート『電気自動車と電気車両の充電インフラ 2024-2034年』では、個人所有AC充電、公共DC充電、メガワット充電、バッテリースワップ、ワイヤレス充電など、さまざまな種類のEV充電ソリューションを詳細に取り上げています。車両プラットフォームの電圧は、トラクションシステムと一体化した車載DC充電を使用することで400Vアーキテクチャから800Vアーキテクチャへと移行しつつあります。これは、充電のさらなる高出力化を実現するものですが、同時に熱関連の新たな課題も生じています。IDTechExの調査レポートは、現在利用可能な各種技術や、将来的に破壊的革新をもたらす可能性を秘めた先進の技術を分かりやすく解説することを目的としています。
 
目的地型やウォールボックス型のDC充電器、メガワット充電、ロボット充電、バッテリーバッファ型充電、オフグリッドソーラー充電、移動型充電などの技術は、IDTechExの調査に含まれる先進のEV充電ソリューションの例となります。本レポートでは、これらの分野の有力企業を取り上げており、その製品のベンチマーク評価を行い、それらの市場での採用の見通しを提供しています。
 
現在、さまざまな市場ニーズに対応するため、複数のタイプのEV充電ソリューションが存在します。出典: IDTechEx
 
市場ごとに異なる特徴
 
EV充電インフラの数量は、設備容量で分析しても充電スポット数で分析しても、公共と個人所有両方で急増しています。ここ数年は、DC急速充電器の設置数がAC充電器をはるかに上回っています。充電スポット数とその分布が重要であることに変わりはありませんが、その重要性はかつてほど唯一特別なものではありません。EVバッテリーの容量と充電スタンドが供給できる電力が増加したため、EV1台当たりの充電スタンド数よりもEV1台当たりの設備容量(およびネットワークのピーク容量)という数値指標の方が重要になってきています。一般的に欧州では、公共の充電ポート数が少ない国々で、平均以上の充電設備容量を提供するという傾向が見られます。
 
公共の充電スポットが多い国は、AC充電器も多い傾向があります。そうした国々が、EV移行において先行していることが多いのです。設置が遅れている国は、ステーション数は少ないが、高出力の直流充電器が多い傾向にあります。これらの違いは、その国が充電器の設置開始時の技術開発状況や、充電器の資金調達方法、現地の市況などによるものです。
 
車両にAC充電とDC充電のどちらを選択するかは、車両タイプ、バッテリーサイズ、負荷サイクルに基づいた充電に充てられる時間などが考慮されます。レベル2の充電器は、普通乗用車や中型車を一晩で充電するのに十分な出力を提供しますが、よりバッテリー容量の大きい長距離トラックにはDC急速充電が必要になります。ワイヤレス充電やバッテリースワップなどの技術もフリートへの導入に成功しており、『電気自動車と電気車両の充電インフラ 2024-2034年』でさまざまな事例を紹介しています。
 
最新の充電インフラ市場を理解するために、 IDTechExの調査レポート『電気自動車と電気車両の充電インフラ 2024-2034年』を、ご活用ください。
 
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