ポリマーエアロゲルの量産が間近に迫る | IDTechEx Research Article

ポリマーエアロゲルの量産が間近に迫る | IDTechEx Research Article

エアロゲル市場はシリカをベースとした材料が主流となっており、IDTechExリサーチの集計では2019年の売り上げの98%以上を占めるとみています。

Dr Richard Collins
ポリマーエアロゲルの量産が間近に迫る
エアロゲル市場はシリカをベースとした材料が主流となっており、IDTechExリサーチの集計では2019年の売り上げの98%以上を占めるとみています。しかしながら、ポリマーエアロゲルを扱う企業は長期にわたる研究開発の期間を経て、中長期的な成功に向け相当なレベルの量産体制を整えています。新しいIDTechEx調査レポート『エアロゲル 2019年-2029年: テクノロジー、市場、プレイヤー』では、この市場は2029年には8,500万ドルを超えることを予測しています。
 
シリカエアロゲルの商品化は複雑な経緯をたどっており、市場の成熟が必ずしも成功につながるわけではありません。この業界の主な課題は製造プロセス、供給原料、材料の耐久性に加え、市場ドライバー(成長要因)です。一体形状は極めて脆弱であるため、主要な用途はファイバー強化複合材料です(IDTechExの集計によるとこの用途がシリカエアロゲル市場の85%を占めています)。これらの課題とその対処方法については前回の記事で簡単に取り上げています。
 
『エアロゲル 2019年-2029年: テクノロジー、市場、プレイヤー』では、シリカエアロゲル市場だけでなく有機エアロゲルの新しい機会も考察しています。中でも注目すべきはポリマーエアロゲルですが、エネルギー貯蔵用途におけるカーボンやグラファイトのエアロゲルも対象にしています。
 
ポリマーエアロゲルはシリカエアロゲルとは異なり、一体構造でも機械的に強靭です。またシリカエアロゲルが有する透明性や熱伝導率が極めて小さいといった特徴は持たないものの、低熱伝導率やエネルギー吸収性、不燃性、低密度を組み合わせた優れた性能を備えています。ポリマーエアロゲルは通常、超臨界または常圧乾燥法を用いてパネルや薄膜として作成されます。ポリイミドやポリウレタン、ポリウレア、ポリアミドなど多くのポリマーが検討されています。
 
Main polymer aerogel players, their products, and commercial status. For more information see Aerogel 2019-2029: Technologies, Markets and Players Image Sources: Aerogel Technologies, Blueshift Materials, BASF
 
この調査レポートでは主要なポリマーエアロゲルメーカー、各社のブランド、関連する写真を掲載。各ブランドでは長期にわたってR&Dが行われており、今後1、2年で相当の製造量に達することが見込まれます。IDTechExではこうした材料に関して2024年がターニングポイントとなって収益機会が到来するものと予測しています。このレポートでは無機・有機エアロゲルメーカー全社の詳細プロフィールを含め、業界全体の詳しい分析をお届けします。
 
この業界には成長する理由があります。同業界はエアバスやフォード、ロッキード・マーティンなどの企業が大きな関心を寄せており、これらの材料が関係したプロジェクトに関与しています。主な市場は、ビルや建造物、防衛、輸送機器の内装、電子基板、アンテナなどと予測されています。
 
IDTechExは長年に渡り、この業界の調査を続けてきました。
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Top image source: Blueshift Materials