プリンテッド・エレクトロニクス: 2019年の重大トレンド | IDTechEx Research Article

プリンテッド・エレクトロニクス: 2019年の重大トレンド | IDTechEx Research Article

プリンテッド・エレクトロニクス業界はここ数年、静かに焦点を定め直しており、この技術を用いることで強固な価値が生まれるような具体的な機会を業界各社は追い求めています。この記事では2019年プリンテッド・エレクトロニクス業界の主要トレンドを取り上げます。

Raghu Das
プリンテッド・エレクトロニクス: 2019年の重大トレンド
プリンテッド・エレクトロニクス業界はここ数年、静かに焦点を定め直しており、この技術を用いることで強固な価値が生まれるような具体的な機会を業界各社は追い求めています。これは、エッチングされた回路基板の製造プロセスのごく一部としてインクジェット印刷を利用するのと同じくらいニッチなもので、5つの工程段階を1つに置き換え、材料消費と回路設計の変更にかかる時間を削減し、現行のプロセスに対して明確な付加価値があるインモールドエレクトロニクスなどのプラットフォームを基にした新しい産業を創出します。もちろん、基礎研究は多くの面でまだ進行中ですが、時代の流れにより、具体的なニーズと機会が明確になってきています。
 
"プリンテッドエレクトロニクス USA 2019" (IDTechEx主催)は、このテーマにおける世界最大のイベントで現実的なビジネスチャンスに焦点を置いています。200社を超える出展、250以上の技術発表、来場者は3500人を予想しています。11月20〜21日にサンタクララで開催されるこのイベントでは、この技術の商業化に焦点が当てられ、ニーズを探すOEM、ブランド各社や、その他多くの人々が参加します。11月8日金曜日までに登録すると、10%の参加費の割引が受けられます。
 
本記事では、2019年のプリンテッド・エレクトロニクス分野での主要なトレンドのいくつかを見ていきたいと思います。これら内容のすべては、11月のイベントでその詳細をご覧いただけます。
 
まず最初に、現在のプリンテッド・エレクトロニクス、有機エレクトロニクス、およびフレキシブル・エレクトロニクス業界を、コンポーネントタイプ別に見てみましょう。下のデータは、IDTechExの調査レポート 「プリンテッド、有機、フレキシブルエレクトロニクス 2020-2030年」からの抜粋です。IDTechExはこの業界を20年近く調査し、レポートでは詳細な業界分析を提供しています。これはプリンテッド・デバイスだけでなく、フレキシブル・デバイスや有機機能材料に基づいたデバイスなど、これら全体像を扱ったものです。
 
 
2019年主要な5つのトレンド
インモールドエレクトロニクスは勢いを増す
 
インモールドエレクトロニクス(IME)は、構造用エレクトロニクスの一分野です。根本的には3Dエレクトロニクスであり、組み込むコンポーネント数の削減、ターンアラウンドタイムの短縮、設計の容易さ、軽量化などの利点を備えています。また、コスト競争力もあります。2019年のIMEの市場は560万ドルであり、かろうじて市場として存在していますが、IDTechExでは、2029年には10億ドルを超える市場になると予想しています。IMEをヒューマンマシンインターフェースに用いようとする自動車メーカーや白物家電メーカーの熱心な取り組みの中、採用の妨げになっている主な要因は、スケールアップや信頼性テストの証明にあり、現在急速に取り組みが行われています。
 
5Gと電気自動車が導電性インクの新しい市場を創出
 
5Gへの関心の高まりやそれに向けた既定路線により、新素材の機会が生まれます。5Gはより高い周波数を用いるので、特に電磁波(EMI)シールド用の素材には機会があります。ICメッキは遅く、比較的高価であり、ICパッケージの全面をしっかりと覆うことが難しい場合があります。このことは、導電性インクが目標として掲げているものです。
 
電気自動車の普及は、パワー半導体の利用が増えることを意味します。ここでは放熱と熱管理が問題となります。そのためプリント可能な熱伝導材料は自動車用のパワー半導体だけでなく、高出力LEDなどの他の用途でも大きく新たな機会となります。
 
コンポーネントプロバイダーはニッチを求めて下流へと移動
 
新しい機能を備えたプリンテッド・コンポーネントやフレキシブル・コンポーネントは、既存のコンポーネントに問題がない限り、同一条件下の既存のコンポーネントに必ず置き換わるというものではありません。それらコンポーネントによって新しいことが可能となるのは、それらが持つ新しい特性のおかげであることが多いものです。この場合、そのような新しいコンポーネントのサプライヤーは、ただコンポーネントを発明するだけでなく、それらを使った製品の発明に関わり、市場の需要を実証する必要があることもよくあります。 そのため、多くの企業が下流へと移行しました。フレキシブルプリンテッドバッテリー を使用した電子皮膚パッチの作成から、プリンテッドフレキシブル有機光検出器ストリップを使用した倉庫管理システムへと移行したのです。 "プリンテッドエレクトロニクス USA 2019"で現状に触れてください。
 
ヘルスケア ヘルスケア ヘルスケア
 
フレキシブルで伸縮可能なエレクトロニクスを活用する能力は、ヘルスケアや関連するウェルネス業界での利用が進んでいます。コンシューマー・エレクトロニクス企業はウェアラブルテクノロジーデバイスについて、医療により焦点を当てる方向へと転換しています。今後5年間の医療用ウェアラブル機器の市場は、ウェアラブルテクノロジー市場全体よりも急速に成長します。
 
企業は伸縮性センサーなど、エレクトロニクスの新しいフォームファクターを利用することで、継続的かつ実用的なデータを提供しながら、ユーザーの快適性を高めています。グラフェンやカーボンナノチューブなどの素材で実現した、ガスセンサーの顕著な進歩により、呼気中の多くのバイオマーカーを利用する利点を最大化することができます。これは他の方法と比べても、手軽な検出方法となります。
 
ハイブリッドエレクトロニクスの修正
 
ハイブリッドエレクトロニクス - 従来のコンポーネントと、必要に応じてフレキシブル・エレクトロニクス、プリンテッド・エレクトロニクスのコンポーネントを組み合わせたものであり、その両方の長所を引き出します。しかしながら、いくつかの部分がネックとなっており、それらの多くは後から処理されていますが、現在大規模な利用への妨げとなっています。その例としては、低温で硬化し、低温基板を利用できる、コンポーネントを接着するための導電性接着剤の必要性、多くの異なる形状と形式のコンポーネントを扱い、これらを組み立てる高速自動化装置の実現などが挙げられます。これらの問題はまだ取り組まれている最中ですが、2019年ではこれまでに、これらのハードルの一部が解消されました。これにより、より多くの使用事例への道が開かれます。
 
さらに詳細な分析、ビジネスチャンスについてはIDTechExの調査レポート「プリンテッド、有機、フレキシブルエレクトロニクス 2020-2030年」をご覧ください。
 
プリンテッド・エレクトロニクス、有機エレクトロニクス、フレキシブル・エレクトロニクスに関する世界最大のイベント、 "プリンテッドエレクトロニクス USA 2019"は、ユースケース、アプリケーションニーズについての情報収集の最適な場です。11月8日金曜日までに登録すると、10%の参加費の割引が受けられます。
 
IDTechEx調査レポート 「プリンテッド、有機、フレキシブルエレクトロニクス 2020-2030年」を購入すると30分のアナリストタイムが提供されます。直接アナリストにレポートに関する質問が可能です。
 
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