Out of Academia, Into Industry: Printed Electronics Business

学術界から産業界へ: プリンテッド・エレクトロニクスビジネス

IDTechExのリサーチによるとプリントされ、曲げることのできる有機エレクトロニクスは2018年で316億米ドルの市場価値があります。そのほとんどは有機EL(OLED)ディスプレイでガラス基板のものは今や黄金時代に入りつつあります。折り曲げられるOLEDやプリントされたOLEDは商業的成長段階に入ろうとしています。さらに数多くの多様な用途に使われる導電性インクの市場は20億米ドルにもなろうとしており(今のところバイオセンサーが主流の)センサーの市場は36億米ドルです。

Raghu Das
学術界から産業界へ: プリンテッド・エレクトロニクスビジネス
IDTechExのリサーチによるとプリントされ、曲げることのできる有機エレクトロニクスは2018年で316億米ドルの市場価値があります。そのほとんどは有機EL(OLED)ディスプレイでガラス基板のものは今や黄金時代に入りつつあります。折り曲げられるOLEDやプリントされたOLEDは商業的成長段階に入ろうとしています。さらに数多くの多様な用途に使われる導電性インクの市場は20億米ドルにもなろうとしており(今のところバイオセンサーが主流の)センサーの市場は36億米ドルです。
Source: IDTechEx調査レポート Flexible, Printed and Organic Electronics 2019-2029
 
しかし多くの部品や機能に関して、プリンテッド・エレクトロニクスは『古い未発達の技術』と分類されることもあります。10~15年前には大いにもてはやされ投資も進みましたが、5年ほど前には各企業がこの技術を目的にかなうものにするという困難に対応しながら、新たな市場機会を見つけようとすると実質的な商業的利益に見合わないという深刻な現実と向き合わねばならない状況になったのです。
機は熟した
現在この業界はその成熟カーブの全く異なった点にあります。サプライヤーが技術のメリットを提供できる大きなビジネス機会をうまく見つけられるようになってきている一方で、ますます多くのエンドユーザーが工程の削減、新たなフォームファクターや特徴の追加、過去には困難であったことの実現など、競争優位につながるメリットをもたらしてれる技術に引き寄せられているのです。
 
膨大な数の用途に大きなチャンスが生まれています。中には数十億米ドルになるものもあります。例えばブドウ糖や心拍数のモニタリングを行う電子皮膚パッチは2019年には50億米ドル以上の市場に成長します。このような技術はより柔軟性のあるエレクトロニクスを必要とします。e-テキスタイルはそれだけで2028年までに20億米ドル以上の市場になるでしょう。他方、PCB(プリント基板)製造ではインクジェット印刷に転換することで工程を減らし時間とコストを削減しようという動きもあります。ある自動車エレクトロニクスのサプライヤーは今年すべてのPCBの製造をインクジェット印刷のエッチレジストに移行します。また、あるサプライヤーでは拡大エリアディスプレイパネルの欠陥を修理するため印刷技術を使い、真新しいパネルを廃棄せずに済むようになりました。
 
スマートパッケージが最大の注目を浴びています。グローバルな消費者ブランドからの意向に加え、柔軟性のあるIC(集積回路)を大量生産できる新たな能力と広く普及したICタグリーダーのインフラのおかげでユーザーのニーズと技術的な能力が初めてマッチしたのです。
 
その他の分野で特に力強いのはヘルスケアで、OLEDアイマスクなどが数十億ドル規模の糖尿病網膜症の注入治療産業に破壊的な変化をもたらし、自動車産業ではプリンテッド・エレクトロニクスによって実現したユーザーインターフェースや照明などの車の内装が差別化の新たな戦場となっています。電気自動車で使われるパワーエレクトロニクスの範囲が広がり、熱管理の問題に対処する材料も使われるようになっています。消費者向けエレクトロニクスでは、5G方式の採用によってスプレー式または印刷可能な電磁シールド材に大きなビジネス機会が生まれています。
 
端的に言えばプリンテッド・エレクトロニクスの可能性は様々な用途に広がっており、その範囲は拡大し続け、企業は自らをこのチャンスに適応させているのです。これら分野のアプリケーションについては、IDTechExの調査レポート 「フレキシブル、プリンテッド、有機エレクトロニクス 2019年 - 2029年 市場予測、プレイヤー、ビジネスチャンス」で詳しくカバーしています。
ヨーロッパ最大のプリンテッドエレクトロニクスショー
2019年4月10日~11日、ドイツのベルリンで開催される「IDTechEx Show :プリンテッド・エレクトロニクス ヨーロッパ」 が独自に焦点を当てているのは、バリューチェーン全体のエンドユーザーとサプライヤーが一堂に会し、成功事例とエンドユーザーのニーズを浮き彫りにすることでプリンテッド・エレクトロニクスの利用を加速することです。
 
2500人の参加者、200社の出展者が期待され、プリンテッドエレクトロニクスのビジネスチャンスをハイライトするヨーロッパ最大のショーです。バイヤーの主流はもはや学術界ではありません。現在のプリンテッド・エレクトロニクスの成長を牽引しているのは産業界であり、当イベントはそのことに主眼を置いています。
 
予定されているスピーカー: ABInBev, Beko, Boston Scientific, Continental, Google, Microsoft, Panasonic, Qualcomm Life, Samsung, Schreiner MediPharm, Siemens Healthineers, Sony, StoraEnso, United Technologies, US Army, Visionox など、されに多くのスピーカーが予定されています。スピーカーリストは こちらをご覧ください。
 
プリンテッド・エレクトロニクス ヨーロッパ 2019は、この分野でのビジネスチャンスを探している方に最適です。登録はこちらからwww.IDTechEx.com/europe
 
プリンテッド・エレクトロニクス ヨーロッパ 2019に関する質問、お問い合わせは下記までご連絡ください。
 
アイディーテックエックス株式会社
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担当:村越美和子  m.murakoshi@idtechex.com
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