積層造形、2033年までに410億ドル超えへ
2022年8月25日
1980年代初めに最初の3Dプリンティング技術が発明されて以来、3Dプリンティング市場は、数多くのイノベーションを創出し、大きな関心を集めてきました。主要特許が切れるまではニッチな技術にとどまっていましたが、2010年代以降、多くのスタートアップ企業が登場し、安価な消費者レベルの3Dプリンターを提供できるようになりました。2010年代初めにはメディアが大きく取り上げたことで、3Dプリンティングは脚光を浴びるようになり、HPやGEといった大手多国籍企業も3Dプリンティング分野に参入しました。数年の過熱した時期を経て、業界は、積層造形がビジネスやサプライチェーンにもたらす付加価値について、慎重に検討する段階へと移っています。コロナ禍や長引くサプライチェーンの混乱による障害はあるものの、積層造形市場は新しい用途とエンドユーザーを発掘し続けています。3Dプリンティングの継続的なイノベーションと市場への浸透により、ハードウェアと消耗品の市場は2033年までに410億ドルを超える規模になるとIDTechExでは予想しています。
IDTechExは10年以上にわたって3Dプリンティング業界を調査しており、最新版の調査レポート『3Dプリンティングと積層造形 2023-2033年: 技術、市場、見通し』 で、市場に関する最も包括的な分析を提供していますす。IDTechExでは、30の3Dプリンティング技術と5つの主要材料カテゴリーを調査する中で、この業界を構成する各要素には、「拡充」という共通のテーマが流れていることに気付きました。

~3Dプリンティング技術・材料の市場シェアの推移(2022年→2033年). Source: IDTechEx - 『3Dプリンティングと積層造形 2023-2033年: 技術、市場、見通し』
3Dプリンティング用ハードウェア:新しい技術と新しいプレイヤーによる拡充
粉末焼結積層造形や熱可塑性フィラメント押出成形などの確立された積層造形技術が登場してから何十年も経過していることを踏まえると、技術的な観点からは、市場は集約化が進んで安定した状態になっていてもよいはずです。しかし、3Dプリンティングに関する革新的な独自技術を備えた新規参入企業が毎年現れており、その中には従来の7つの印刷プロセスのフレームワークには当てはまらないほどユニークな企業や技術もあります。新しい技術は、ポリマー、金属、エレクトロニクス、セラミック、建設、複合材の3Dプリンティングにまたがっており、既存企業にさまざまなメリットとデメリットをもたらします。これらの新しい技術と並行して、確立したプロセスにも着実な進化が見られます。こうした新旧両方の進化によって、3Dプリンティングは、これまでリーチできなかった新しい用途とエンドユーザーへのアクセスが可能になっているのです。
3Dプリンティングの広範なエコシステム:材料、ソフトウェア、後処理、サービス
3Dプリンティング用ハードウェアのラインナップ拡充と並行して、材料、後処理、ソフトウェア、サービスを含む、3Dプリンティングの広範なエコシステムも成長しています。例えば、前述のような新しい技術が市場に投入され、これまで積層造形で十分に利活用されていなかった材料を処理できるようになったことから、3Dプリンティング材料のラインナップも拡大しています。さらに、3Dプリンティングのソフトウェア、スキャナ、サービスのセクターは、新しい製品を導入して、エンドユーザーが積層造形を簡単に採用できるようにしており、ユーザーはよりシームレスな体験が得られるようになっています。
このように、3Dプリンティングの技術、材料、サービスのそれぞれに、「新しいターゲット市場に参入し、新規のエンドユーザーにリーチできるように積層造形を拡充する」という共通のテーマが流れているのです。IDTechExでは、この拡充が推進力となって、3Dプリンティング関連のハードウェアと材料の売上高が2033年までに410億ドルを超える規模になると予想しています。
積層造形の市場予測
IDTechExの市場調査レポート『3Dプリンティングと積層造形 2023-2033年: 技術、市場、見通し』 では、 17種類の技術カテゴリー、4種類の主要材料カテゴリー、8種類の材料サブカテゴリーにまたがる80種類の予測ラインによって、市場を慎重に区分しています。これらのハードウェアと材料の予測では、将来のインストール、ハードウェアのユニットセールス、ハードウェアの収益、材料の大量需要、材料の収益を分析しています。さらに、IDTechExは包括的な技術ベンチマーク調査、重要なアプリケーション分野の調査とケーススタディも網羅しています。さらに詳しくは『3Dプリンティングと積層造形 2023-2033年: 技術、市場、見通し』 でご確認ください。
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