大型車市場で自動運転トラックへの期待

大型車市場で自動運転トラックへの期待

Collection of autonomous vehicles on a purple background
IDTechExの最新レポート『大型自動運転車 2023-2043年: トラック、バス、ロボシャトル』では、大型自動商用運転車の領域で大きな動きがあることが明らかになっています。現在、試験やパイロット運用などさまざまな段階にある車両が世界中に数百台あり、いくつかの企業では、完全無人型車両の商用展開を目前にしています。各業界には独自の強みと課題があり、ここでは、本レポートから得られた主な知見をご紹介します。
IDTechExによるHD自動運転車成熟度データ。 Source: IDTechEx - 『大型自動運転車 2023-2043年: トラック、バス、ロボシャトル』

ロボシャトル

ロボシャトルは新しく興味深い輸送形態ですが、目新しさはどんどん失われつつあります。この分野の大手であるイージーマイルとナビヤは、2014年からこの事業に参入しており、ロボシャトル全体の売上の約3分の2はこの2社が上げてきたものですが、近年の売上は先細りの様相を呈しています。IDTechExは、ごく限定的なルートで5台未満の車両を一般ユーザーがテストするという小規模なロボシャトル試験を数多く目にしてきました。大規模な試験も行われてはいますが、業界では大規模なパイロット運用を商用試験にまで持っていく段階で行き詰まっているようです。とはいえ、最近は中国で動きがあり、宇通(ユートン) が本年(2022年)の試験用に多数の車両を導入しています。『大型自動運転車 2023-2043年: トラック、バス、ロボシャトル』では、ロボシャトルの最大の障害について考察し、これらがいつ克服され、その後どのように市場が成長するかを評価している。

自動運転バス

おそらくバスは、公共交通機関に革命をもたらすことが期待できないために、ロボシャトルよりも少し平凡なものと思われているかもしれませんが、バスがより進化したアプローチで、短期的に見て実現や展開がしやすくなっています。ロボシャトルに対するバスの利点は、技術の試験中も運転手と従来型の操作装置を車内に残すことができるという点です。ロボシャトルもバスも歩行者のそばを走行せざるを得ないわけですが、これは自動運転システムにとってささいな課題ではなく、今後長年にわたって人間の監視が必要となります。とはいえ、レベル4の自動運転は、今日のバスに恩恵をもたらす可能性があります。自動運転レベル4によってバスの安全性が向上します。また、バスターミナル、エアサイドの空港バス、立ち入りが制限されているキャンパスで運行するマイクロバスといった特殊用途の場面での展開が、今後数年で実現する可能性があります。
 
自動運転バスにとって大きな課題は、単純に今の業界の規模です。『大型自動運転車 2023-2043年: トラック、バス、ロボシャトル』でカバーしている3つの大型分野のうち、自動運転バスは走行中の車両数が最も少なく、総車両数はロボシャトルと自動運転トラックが数百台中盤であるのに対し、数十台前半です。

自動運転トラック

IDTechExでは、ロボシャトル、自動運転バス、自動運転トラックのうち、自動化が最も見込まれるのはトラックだと考えていますが、その理由は、トラック運転手が中国、米国、欧州で不足しており、かなりの数が必要とされていることです。かつては人気のあったこの職業も陰りが見え始めています。若い世代は長時間運転や家族と離れることを好まなくなり、自宅から通える仕事を選んでいます。運送需要が高まり、ドライバー人口が激減する中、トラック運転手の平均年齢は上がり、業界は危機へと向かっています。運転の自動化が達成不可能なものであるならば、どうすることもできないでしょうが、幸いなことに、自動運転トラックには、現在のテクノロジーで実現できる現実的な運用設計領域もあります。トゥーシンプル、ウェイモ、インセプシオなどの企業は、高いレベルで準備が整っていることをすでに実証しており、商用の「無人化」のミッションまであと一息というところまで迫っています。
つまり、自動運転トラックの需要はすでに存在し、技術的課題は他の自動運転環境と比べて達成しやすく、技術もほぼ準備が整っているというわけです。これが、自動運転トラックをエキサイティングにしている理由であり、まもなく自動運転トラックで商品の配送が開始されると考えられる理由です。
さらに詳しい内容は、IDTechExの調査レポート『大型自動運転車 2023-2043年: トラック、バス、ロボシャトル』で、ご確認ください。
 
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