IDTechEx Show サンタクララ  先端技術ハイライト! | IDTechEx Research Article

IDTechEx Show サンタクララ  先端技術ハイライト! | IDTechEx Research Article

284社が出展したIDTechEx Showに、42カ国からおよそ3,500人が参加しました。カリフォルニア州サンタクララで開催されたこのユニークなイベントでは、8つの主要技術をテーマにその活用を推進する企業が集結しました。

Raghu Das
IDTechEx Show サンタクララ  先端技術ハイライト!
42ヵ国、約3,500人が参加したIDTechEx Show サンタクララ IDTechEx Show!が11月に開催され284社が出展しました。
 
このイベントはカリフォルニア、サンタクララで開催され、8つの主要技術_3Dプリンティング、電気自動車(EV)、エナジーストレージ、グラフェン、IoT、プリンテッドエレクトロニクス、センサーそしてウエアラブルをテーマに、その活用を推進する企業が集結しました。
 
この共同開催イベントには計275人のスピーカーが登壇し、バリューチェーン全体を包括する発表を行いました。例えば、素材メーカーにとっては自動車メーカーやグローバルブランド企業が抱えるニーズと課題を把握して最適なソリューションにつなげるための機会であり、また自動車メーカーやグローバルブランド企業にとっては自社製品の差別化に資する先端技術を目の当たりにする機会となりました。
 
イベントの中で取り上げられた大きなテーマは「電子・電気機器の新フォームファクタ(例: フレキシブルとストレッチャブルを兼ね備えたデバイス)によって実現できる非常に新しく自由度の高いデザイン」、「loT、センサー、ウェアラブルといった形で一層普及が進むエレクトロニクスやコネクティビティ」、「加速する自動車の電化とそれによってもたらされる可能性」などです。ショーでは新たに改良された機能的素材や多くの製造イノベーションも登場しました。
 
 
IDTechEx CEO Raghu Dasのオープニングプレゼンテーション の紹介です。今年のイベントで取り上げられた重要なテクノロジーのハイライトの一部です。
プリンテッド、フレキシブル、有機エレクトロニクス:ハイライト
曲がるディスプレイの商品化は主要な開発の一つであり、Royole社が発表した初の折れ曲がるスマートフォンは2018年12月に発売される予定です。JOLED社は世界初のプリンテッドOLEDディスプレイを発表しました。多くの企業がプリンテッドエレクトロニクス開発に関して自社の進み具合を発表し、ここからこうした企業が単なるコンポーネントプロバイダーからシステムやソリューションのプロバイダーへと変遷を遂げ、バリューチェーンのギャップを埋めようとしていることがうかがえます。
センサー:主要トレンド
本イベントでは「小型化」、「より多くのアプリケーションへの応用を牽引する技術改良」、「新フォームファクタ」というセンサーに関連する3つのトレンドが取り上げられました。
 
ウエアラブル : ブームと変化
過去6年間ウェアラブル技術分野は非常に大きな成長を遂げました。例えば、スマートウォッチやフィットネストラッカーといった商品の売上高は2013年には10億ドル程度であったものが、2018年には120億ドルを超えるまでになっています。ウェアラブルの多くがMassマーケットを対象とするヘルスケア技術にフォーカスした結果、一部規制緩和の恩恵もあり電子皮膚パッチは50億ドルもの産業に成長を遂げています。
 
Source: IDTechEx report Wearable Technology 2018-2028
IoTを活用したアプリケーションとコネクティビティ
本イベントではLPWAN(Low Power Wide Area Networks)やRFID の導入といった様々な技術の選択肢を評価するとともに、各種loTアプリケーションに関するケーススタディが紹介されました。IDTechEx社による最新の数値は以下の図を参照してください。
 
Source: IDTechEx reports 5G and LPWAN and RFID
電気自動車 : そのドラマと可能性
世界各国の政府が電気自動車への移行を推進し、それに応じる形で自動車メーカー各社はこぞって電気自動車を開発してきました。こうした中、IDTechEx社では内燃エンジンを搭載した自動車の売上は2022年頃にピークを迎えると見込んでいます。さらに自律運転自動車や政府が推進する自動車シェアリングにより、自動車全体の売上も2030年にピークを迎えると予測しています。
 
こうした一連の流れを受けて新たな可能性が大きく広がっています。つまり新しい素材(サーマルインターフェースマテリアル(熱伝導素材)や軽量化したストラクチャルエレクトロニクス)や部品(センサーやコネクティビティ)を使って電気シェアードカーのような新しいタイプの自動車を完成させるという可能性もその一つです。本イベントでは、こうしたテーマが取り上げられました。IDTechEx社のカバーしている分野は こちらをご覧ください。
エナジーストレージ : コバルトラッシュ
自動車メーカー各社がエネルギー貯蔵分野でのIPの独占を巡って競合する中、電気自動車の勝者がエネルギー貯蔵分野での勝者になるでしょう。本イベントではバッテリーやスーパーキャパシタの新フォームファクタが新商品の誕生にどのように寄与するのかを含め、エネルギー貯蔵の新たなイノベーションも紹介されました。
Source: IDTechEx reports on Energy Storage
機能性の高い素材開発
本イベントでは素材の高度化によって実現された様々な新しい機能に焦点が当てられました。例えば5Gのような新しいトレンドは高周波の使用によりEMI(電磁波)シールド素材に新しい可能性をもたらしています。伸縮性伝導素材・基質は成長が著しいeテキスタイル分野の一部であり、2028年には20億ドル以上の規模の市場が作り出されることになるでしょう。
 
各種素材に加えて、グラフェンの応用についても詳細に取り上げられました。今や世界全体では十分なグラフェンの生産能力があり、サプライヤー各社はリアルな実需のある短期市場に注力しています。価格が下落していることもあり、高い商業的な関心が向けられています。IDTechEx社では同素材について、2021年頃に売上が増加しはじめ2028年には3億,5000万ドル規模の市場が創出されると見込んでいます。
 
製造イノベーション
本イベントでは、素材に加えて新たな製造イノベーションについても取り上げられました。その焦点の一つとなったのが3Dプリンティングでこれは2018年の65億ドルから2028年には223億ドル規模へと成長が期待される産業です。
 
3Dプリンティング素材は高い成長を示す、市場価値の大部分を占めています。例えば高温熱可塑性樹脂は2023年までのCAGR (年平均成長率)が55%と、3Dプリントポリマーの分野において最速で成長を遂げている素材です。
 
また、3Dエレクトロニクスを実現するプロセスは他にもあります。「軽量」、「省スペース」、「より簡単にデザインのカスタマイズが可能」といった利点をはじめ、デザインに大きな自由度をもたらしています。こうしたイノベーションは製品のデザインに極めて大きな新しい可能性をもたらします。
 
Source: IDTechEx reports on 3D printing and Structural Electronics
 
世界中から参加した275名のスピーカーがこれらのトピックやトレンドをカバーしました。また過去最高の参加者を迎えました。参加できなかった皆様はプレゼンテーション資料を購入することができます。くわしくはこちらから www.idtechex.com/usa
 
2019年の出展に関しては、IDTechEx日本法人 アイディーテックエックス株式会社までお問い合わせください。
アイディーテックエックス株式会社
担当:村越美和子  m.murakoshi@idtechex.com
090-1704-1184
 
また、IDTechExは2019年4月10-11日に次のIDTechEx Show! をドイツ ベルリンで開催します。ぜひご参加ください。1月25日まで 25%の早期割引中
 
次回のアメリカ開催は2019年11月20-21日です。カリフォルニア、サンタクララコンベンションセンターで開催します。 更に詳しくは www.idtechex.com/events