『データセンターの水冷システム』_IDTechEx
2024年10月14日
Julie Martin
TDP(熱設計電力)が1200Wを超えるNVIDIAのGPU「B200」の発表もあり、水冷システムの導入がすでに軌道に乗り始めています。スーパーマイクロが、2024年9月までに約2000台の水冷AIラックを市場に出荷したことや、ラックの生産能力を月間5000台に拡大したことを明らかにしており、これにより、データセンターの水冷システムが大きく急増することになると見られています。
データセンターの冷却方式は、大きく分けて空冷、直接水冷/D2C(ダイレクト・ツー・チップ)冷却、液浸冷却に分類することができます。D2C冷却と液浸冷却については、さらに単相式と二相式に分けられます。単相式冷却は対流を利用しますが、二相式冷却は相変化の際の潜熱を利用します。
D2C冷却は、エロージョン・コロージョン、細菌増殖、漏れ、地球温暖化係数の大きさに関する懸念など、多くの重大な課題にも直面しています。一方、液浸冷却は、既存施設に設置する際に複雑さが伴いますが、現時点では専門知識の蓄積があります。
本ウェビナーでは、IDTechExのシニアテクノロジーアナリストの Yulin Wang が最新調査をもとに解説します。
<開催概要>
開催日時: 2024年10月30日(水)11時もしくは19時から 30分間
開催方法:オンライン
参加費:無料(事前登録制)
当日カバーする内容(予定)
- Air cooling 概要
- D2C冷却:単相式と二相式D2C冷却の技術的障壁と強みの解説
- 液浸冷却:単相式と二相式液浸冷却とその技術的・商業的障壁の解説
- 冷却水の比較と規制:水冷システムで使用する冷却水の比較分析(コスト、規制要件、動作温度など)
- データセンター冷却のバリューチェーンとデータセンター施設レベルの液冷
- データセンター冷却のコスト分析
- 熱伝導材料(TIM): 冷却システム内の効率的な熱転送での重要なTIMの概要
- 市場規模予測と将来の機会
IDTechExは関連する調査レポートを9月に発行しました。
本無料ウェビナー(英語)は、本調査レポートからの抜粋で行われます。
後日、使用した資料も提供します。
問合せ先
アイディーテックエックス株式会社
東京都千代田区丸の内1-6-2 新丸の内センタービル21階
担当:村越美和子 m.murakoshi@idtechex.com
電話 : 03-3216-7209